差別雑言止めに入って暴漢に襲われる

メルボルンの近郊電車内で女性かばい

 5月26日、メルボルンのクレイギバーン行き電車内でムスリム女性3人が差別の罵詈雑言を受け、助けに入った男性が逆に暴力を受けるという事件が起きていたことが報じられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 5月15日、被害者男性のジェーソン・チアスさん(36)は、メルボルン市内の職場から帰宅途中で、職人風の男2人がヘッドスカーフを着けた女性3人に罵声を浴びせるのを目撃した。メルボルン中央駅を午後3時15分に出発した車内で、3人のうちの若い20代の女性が職人風の男たちの隣に座ると、男たちが女性に向かって、「オーストラリアでそんなくそたわけたものをかぶるな」となじった。これに対して女性が、「あんたたち、どうかしているんじゃない」と返し、口論になった。3人のうちの年配の女性がアラビア語で事態をなだめようとしたが、男たちは今度は年配の女性に向かって、「オーストラリアでそんなくそたわけた言葉をしゃべるな」と怒鳴った。

 女性3人がノース・メルボルン駅で降りる時に2人組の一人が「お前らやっつけてやる」と怒鳴った。そこで、チアスさんが、「おい、相手は女性だ」と、諭そうとした。チアスさんは、「やたらと人を脅すものではないというつもりだった。特に女性を相手にしてなどというつもりだったが、2人組の一人が、「引っ込んでいろ」と言いざま、チアスさんにつかみかかり、左ほほを殴った。

 チアスさんがその男の襟首をつかみ、警察につきだしてやるといい、他の乗客がチアスさんに加勢したところで2人組は他の車両に移った。チアスさんは、目撃者の乗客2人とケンジントン駅で降り、警察に通報した。目撃者の1人、ケティー・パーカーさん(28)は、2人組がチアスさんに暴力を振るっているところを携帯電話のビデオにとらえている。警察は、3人から事情聴取し、ビデオのコピーを受け取った。フレミントン警察署が証言とビデオや画像を手がかりに犯人2人の捜査を始めた。
■ソース
Good Samaritan assaulted after standing up for Muslim women who were abused on Melbourne train

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