今年ゴジラ級エルニーニョが勢力拡大

干ばつ、熱波、ブッシュファイアの警報

 気象庁(BoM)では、今年はエルニーニョが「ゴジラ級」と呼ばれる強さになっており、さらに勢力を拡大するだろうと予測している。そのため、この夏は、しばらく絶えていた干ばつ、熱波、さらにブッシュファイアの危険も大きくなると予想される。

 海外で「ゴジラ級エルニーニョ」と呼ばれており、BoMではやや抑えた冷静な言葉を使っているが、今夏の気象現象は1997年のモンスター・エルニーニョと対等かそれ以上になる可能性もいわれている。BoMの気候予報マネージャ、アンドリュー・ワトキンズ博士は、「メルボルンの今日の気温が例年平均を16度も上回るなど、オーストラリアの一部はすでに異常高温を経験している。青空、乾いた土、大気を冷却する雨も余り降らず、大陸南東部は高温になっている。エルニーニョは、大陸東部、北部では高温乾燥気候と関連している。また、北部ではサイクロンの来襲が減る。

 また、国内農業地帯はすでに乾燥した空気が続いており、マレー・ダーリング地域ではエルニーニョのために降水量が大きく例年を下回ることになる。その結果、WA州南部、SA、NSW、VIC、TAS州で例年を上回る気温になる。全国農業連合会(NFF)のブレント・フィンレイ会長は、「できる余裕のある者は、すでに干ばつに備えているが、すでに4年連続の干ばつに見舞われ、身動きの取れない農家も多い」と語っている。

 ワトキンズ博士は、「真夏頃にピークになるが、それ以前にオーストラリアの広い地域で高温が続くことになるだろう。したがって今年いっぱいこういう状態が続く」と予測している。
■ソース
‘Godzilla El Nino’ intensifying: Drought, heatwaves and heightened bushfire risk expected this summer

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