ルックウッド墓地信託理事会に不正、イジメ、内部対立の疑惑

NSW州政府、信託理事会を解散、アドミニストレータ任命

 シドニーの墓地は現タウンホール建設のために移され、その後セントラル駅建設のために再び移され、最終的に現在のルックウッドの広い面積が墓地に充てられた。南半球でもっとも大きい墓地、ルックウッド墓地の信託理事会に重大な不正、イジメ、内部対立などの情報が浮かび上がっており、NSW州政府が信託理事会を解散、アドミニストレータを任命するという異常事態が起きている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ルックウッドの初期の一角は史跡に指定されるほど歴史があり、また資金も国内で有数の豊かさだが、5月11日にはRookwood General Cemeteries Reserve Trust Boardのロバート・ウィルソン理事長が理由を明らかにしないまま辞職した。ウィルソン氏は、「理由は言えない。箝口令が敷かれている」と語っており、4人の理事会理事のうち、パトリシア・ロイド、ロビン・ホウズ両氏が過去2週間の間に辞職している。

 ウィルソン氏の辞職で理事会定足数に足りなくなったため、ニール・ブレア第一次産業大臣が墓地経営の貯めに外からアドミニストレータを任命すると発表している。また、「信託理事会は、ガバナンス、料金、埋葬サービスなどの問題で、2016年1月以来調査の対象になっている」と語っている。

 また、信託理事会のメンバーの一人、アフマド・カマレディン氏は、「信託内に重大な問題が起きている。解散が決まって嬉しい限りだ」と語っている。また、ABCは、墓地管理者のフィオーナ・ヘスロップCEOが、重大な不正行為の疑いで内部観察の対象となっており、停職処分を受けていることを突き止めている。ABC放送が入手した「極秘」内部資料は、へスロップCEOが信託理事会のクレジット・カードを私用の支払いに充てた、また、Stella Interiorsとの$67,994.85にのぼる請負契約で、同社所有者のトレーシー・ケニーと親しい友人であることを申告しておらず、「利害の抵触」申告義務を怠などいくつかの違反行為をしており、同人を解雇するに足る十分な証拠があるとしている。

 これに対してヘスロップ氏は何らの違反行為はなかったとしており、弁護士を雇って、「信託理事会の何人かからイジメを受けた」と反撃している。

 NSW州政府は2012年にそれまでの5理事会を統一し、単一理事会で墓地管理にあたらせてきたが、2013年にデレック・ウィリアムズCEOが成績不良で解雇されている。
■ソース
Administrator appointed to Rookwood cemetery amid misconduct, bullying claims

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