「バッジー・ナイン」警告で無罪釈放、マレーシアから帰国

エリート・グループ批判にパイン防衛産業大臣顧問辞職

 マレーシアで開催されたフォーミュラ・ワンでオーストラリアのダニエル・リカルドが優勝した後、オーストラリアの20代の青年9人が下着一つになり、騒いだが、下着にマレーシア国旗のデザインがあしらわれていたため、マレーシア警察に逮捕、起訴された、通称「バッジー・ナイン」は裁判所で警告を受けただけで釈放、そのまま、国外退去された。

 トニー・アボット前首相がしばしば好んで水泳着姿で記者会見し、股間の膨らみをセキセイインコ(バッジー)をパンツに隠し持って密輸を図っているという意味で、その水着姿を「バッジー・スマグラー(セキセイインコ密輸者)」と呼ぶようになった。マレーシアで逮捕された9人には早速「バッジー・ナイン」のあだ名がついた。

 オーストラリア国内ではそのバッジー・ナインは、エリート家庭の子弟で、エリート私立カレッジからエリート大学を卒業した学友同士ということがその行動と結びつけて論じられた。しかも、一人は連邦政府のクリストファー・パイン防衛産業相の顧問を務めている人物だった。10月8日にはその顧問がパイン大臣の顧問を辞職したことが伝えられている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 パイン大臣が声明を発表し、「ジャック・ウォーカーが本日付で辞表を提出し、私も辞表を受理した。ジャックは、政府に恥ずかしい思いをさせたことを深く後悔しており、謝罪した。たった1回の判断の誤りが、ジャックが優秀なスタッフであったことを否定するものではない。彼は2013年以来私の事務所で貢献してきた。彼にはまだ明るい将来が待っていると信じる」と述べている。

 ウォーカー(26)は、パイン大臣の政策顧問を務めていたが、10月2日のグランプリでパース出身のリカルドが優勝したことを祝い、バッジー・スマグラー姿になって靴に注いだビールを飲み、オーストラリア国旗を身にまとって、「オージー、オージー、オージー、オイ、オイ、オイ」と叫ぶなどした。

 9人は4晩を留置場で過ごし、裁判所で厳重注意の上に釈放され、即刻、帰国した。マルコム・タンブル連邦首相は、「マレーシア当局は寛大だった。9人は自分達の行動をよく反省する必要がある」と語った。
■ソース
Budgie Niner Jack Walker quits job in Christopher Pyne’s office

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