QLD州南東部の河川でエビの白斑病広がる

バイオセキュリティ当局、一部の河川の漁業を禁止

 QLD州南東部の河川でエビに白斑病が出ており、バイオセキュリティ当局はこの病気の蔓延を防ぐため、ブリスベンの南、ローガン、アルバート両河川の一部での漁業を禁止した。オーストラリアで甲殻類の白斑病が出たのはこれが初めてとのこと。両河川では白斑病が養殖エビから天然エビに広がっている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ローガン川には養殖場が8か所あり、国内養殖エビの40%を生産しているが、3か所の養殖場で白斑病ウイルスが検出され、3か所は隔離された。

 バイオセキュリティ当局は8か所の養殖場すべてに厳重な規制を敷き、また、ローガン川の天然エビからもウイルスが発見された後はウイルス未検出の5か所の養殖場も自発的に閉鎖した。

 ジム・トンプソン・バイオセキュリティ・チーフは、「この規制で人間の移動も禁止され、一人も養殖場に入ることも出ることも禁じられている。また、両河川での甲殻類およびゴカイなどの生物の採集も禁止される。この病気はエビ養殖業を破滅させるほど強力だ。実際に世界中で起きている。この病気の伝染は速く、あっという間に養殖場のエビを全滅させることができる。そのような事態を防ぐため、我々は大急ぎで措置を進めている。まず、ウイルスが天然エビを介して広がることを防がなければならない」と発表している。

 また、最近の雨でウイルスが下流に流された可能性も懸念されているが、感染したエビは身体に白い斑点が現れ、成長が止まる。これまでにアジアとアメリカで蔓延が発生しており、養殖エビの生産量が普段の40%程度に落ち込んでいる。

 また、白斑病ウイルスは人体には影響はなく、食べても無害だが、エビにとっては80%から90%の死亡率で養殖場も破綻しかねない。しかし、感染源が突き止められておらず、感染が検出された養殖場は消毒し、エビをすべて処分しなければならない。

 バイオセキュリティ当局は、「隔離と感染源調査を進めなければならない」と発表している。
■ソース
White spot prawn disease spread prompts lockdown in Logan, Albert rivers

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