NSW、QLD、SA州境地域でバッタのふ化始まる

降水量の大きい今年の夏、大量発生で穀物に被害も

 NSW、QLD、SA州の州境が出会うキャメロン・コーナーを中心とする大陸中央部でこの夏の降水量の大きさに助けられてトビバッタの大量ふ化が始まっている。トビバッタの幼生は腹を空かせており、草でも作物でも目の前にあれば何でも食べる状勢になっている。(訳注:田んぼなどに棲息するイナゴは大量発生の蝗害-こうがい-を起こさない)。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 「オーストラリアトビバッタ対策委員会」のクリス・アドリアーンセン氏は、「ブロークン・ヒルの北、バーズビル周辺のトビバッタが次のふ化を始めれば秋まきの穀類作物が危険にさらされる。被害地域はNSW州北西部からSA州北東部、さらに次世代が南に向かうことも考えられる。秋のトビバッタの被害はその地域になると思われる」と語っている。

 アドリアーセン氏は、「農場主は、トビバッタを目撃すれば地元のランド・サービスに連絡し、殺虫剤を使うか、バイオコントロールのグリーンガードを使うか相談する」よう呼びかけている。

 QLD州最南西部のバーズビルでは、ワナに一晩で200匹の成虫がかかった。アドリアーセン氏は、「かなりの数がいる証拠だ。今年の夏は雨が多いため、もう一世代がふ化することが予想される」と予想している。

 また、ブロークン・ヒルの北、ファウラーズ・ギャップでは12月25日から1月1日までの間、一晩に千匹の成虫がワナにかかっている。

 アドリアーセン氏は、「成虫は大した問題ではない。問題は生み付けられた卵と、地面から出てくる幼虫だ。これが穀類作物にとって最大の敵だ」と語っている。
■ソース
Plague locusts hatching and hungry in wet summer conditions at the NSW, Queensland and SA borders

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