新10ドル・プラスチック貨幣、本日発行

偽造防止と視力障害者向けの数々の新工夫

 9月20日、オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は、プラスチック製の新10ドル貨幣を発行した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 新10ドル貨幣は2016年新発行の5ドル貨幣と統一感のあるデザインを採用、同時に偽造を防ぐ様々な新工夫が込められている。また、視力障害者向けに円形の凹凸がつけられているのは5ドル貨幣と同様。

 新5ドル貨幣発行の時には自動販売機やスーパーマーケットのセルフサービス・レジが読み取れない不都合が起きたが、RBAや専門家は、今回の10ドル貨幣は円滑に流通することを期待している。

 1966年2月14日に通貨単位がポンド・シリングからドル・セントに切り替えられると同時に10ドル紙幣が発行され、1988年の第一次移民船団のシドニー・コーブ上陸200年祭の時期にプラスチック貨幣に切り替えられた。

 新10ドル貨幣の偽造防止の仕掛けとして、天地に延びる透明な帯、複雑なホログラム、紫外線ランプの下でのみ見える特殊インク印刷などがある。また、視覚障害者の補助として、透明帯に接して、横方向に2個の丸い凹凸が並んでいる。

 新通貨発行の理由として、RBAでは、「偽造に使える技術も常に発展しており、中銀としてはその技術の何歩も先を行かなければならない」と語っており、また、通貨読み取り機を使う企業に対しては今回は十分な予告期間を設け、機器メーカーに対して過去6か月の間に新通貨見本を貸し出し、機械改造の猶予を与えていたと発表している。

 国内10万台の自動販売機・券売機に約400万ドルのコストで新しいファームウエアがインストールされているが、実際に新10ドル貨幣が投入されるまで結果は分からない。
■ソース
$10 note rollout: RBA, businesses expect ‘smoother transition’ to new notes

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