NSW州政府、シドニー鉄道の根本的問題認める

労組の29日労働争議行為停止命令獲得後

 1月29日、NSW州政府のアンドリュー・コンスタンス運輸相は、シドニー鉄道網が大きな故障から回復する能力が欠けており、しかも、職員の超過勤務なしでは正常運行もできない状態であることを認めた。

 労組参加職員は、1月25日から超勤拒否戦術に入り、29日には24時間時限ストを計画していたが、州政府とシドニー鉄道当局がFair Work Commission(FWC)に提訴し、FWCから、労組に対する労働争議行為の6週間の停止命令を獲得しており、労組はFWCの決定を尊重するとして労働争議行為をすべて停止していた。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 それでもシドニー鉄道の正常運行を取り戻せず、1月29日もシドニー鉄道網は間引き運転が常態になっており、通勤通学の足が乱れたままになっている。

 29日朝、2GBラジオに出演したコンスタンス大臣は、「シドニー鉄道の人員不足問題は早急に解決されなければならない」と発言したが、さらに、「鉄道の人員は十分に足りているとの上申を受けていたが、シドニー鉄道のハワード・コリンズCEOが私のところに来て、大規模で予期しない事故があった場合、回復が難しい」として、責任をシドニー鉄道とコリンズCEOに押しつける発言をしている。

 鉄道市電バス労働組合のアレックス・クラーセンズ州書記長はこれまでにも、「シドニー鉄道は人員が不足しており、職員の超過勤務に頼っているため、少しの事故であっけなく鉄道網が大混乱に陥る」と批判していた。

 これに対して、コンスタンス大臣は、「当番制度では超過勤務は当たり前のこと。昔から、今後も変わらないし、一部の運転士も超過勤務をあてにしている。新しい列車運行表になっても、必要な超過勤務時間にはそれほどの変化はない」と反論していた。
■ソース
‘There’s a problem’: Transport Minister Andrew Constance admits rail network issues

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