セントラル駅大改装でシドニー鉄道さらに混乱も

NSW州野党「ただでさえ重圧にあえぐ鉄道網に」

 シドニー市のセントラル駅は1日に27万人を超える乗降客があるが、州政府は、このセントラル駅を大々的に改装する計画を建てており、アンドリュー・コンスタンス運輸相は、「この大改装工事は旅客に影響はない」としている。しかし、野党労働党は、「最近のシドニー鉄道の混乱、遅延、間引き運行を考えれば、大臣の発言は希望的観測」としている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 3月7日、コンスタンス大臣は、「9億5,500万ドルのセントラル駅大改装工事はラング・オローク社の請負が決まった。工事は直ちに始められる」と発表した。

 工事期間中、地下工事が始まると13、14番線は閉鎖される。

 シドニー鉄道網は2017年11月に週1,500本の増便で新しい時刻表が実施されて以来、運転士や車掌が恒常的に超過勤務しなければ維持できない状態で、わずかな事故で大幅に混乱に陥ることはコンスタンス大臣も認めている。

 これに対して、労働党のジョディ・マッケイ影の運輸相は、「どうしようもない運行計画がセントラル駅改装工事でさらに悪化する」と語っている。

 セントラル駅改装工事中も支障は起きないとするコンスタンス運輸相の自信に比べ、グラディス・ベレジクリアン州首相は、「残念ながら新しい物を造ろうとすると一時的に支障が出るものだ。申し訳ないと思う。しかし、だからといって何もしない口実にはならない。一時的に混乱が起きるからといってセントラル駅の改良工事をしないというわけにはいかない」と語っている。

 セントラル駅改装工事は、シドニー・メトロ地下プラットフォーム新築の他、チャーマーズ・ストリートから従来線、ライト・レール、メトロ線、バスの乗り場へとつながら幅19mの地下コンコース、「セントラル・ウォーク」建設などであり、2022年に完成する予定になっている。

 セントラル駅乗降客数は今後20年で45万人に増えると見込まれている。
■ソース
Sydney train chaos fears as Central Station prepares for ‘open-heart surgery’

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