メルボルンでタワー・クレーン倒壊の危険、住民避難

VIC、SA両州に強風注意報発令

 7月23日の夜から24日の朝にかけてVIC州で吹き荒れた強風のため、メルボルン市内リッチモンド地区で建築現場のタワー・クレーンが倒壊の危険にあり、周辺の住民約300人が避難する騒ぎになった。

 また、VIC、SA両州には強風注意報が発令されている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 タワー・クレーンは後ろ向けに曲がっており、レノックス・ストリートの現場にはもう一台のタワー・クレーンが派遣され、危険な状態にあるクレーンを解体する作業が始められているが、首都消防局のリック・ジリ司令は、復旧に数日かかる見込みと語っている。

 ブリッジ・ロードの市電は運休し、レノックスもホドル・ストリートとチャーチ・ストリートの間が通行止めになっている。また、解体用のクレーンが安全に運転できるよう周辺の送電も停められている。そのため、周辺の事務所や商店は生活のピンチと訴えている。

 また、避難センターにはリッチモンド・タウン・ホールが充てられており、避難民は、「夜中に警察がドアをノックして、クレーンが倒れる危険があるため、すぐに避難するよう指示された。避難が長引くような友人の家に泊めてもらう」と語っている。

 友人などの行き場のない住民はホテルに宿泊することになっている。

 また、強風のため、メルボルン市でも東部、南東部で何千戸も停電しており、州救援局では州全域で何百件もの救援要請電話を受けているが、ほとんどは倒木の被害となっている。また、パケナムが最悪の被災地で20件ほどの救援要請電話があった。

 気象庁(BoM)によると、23日午後7時から10時までの間、時速90kmの突風が吹いており、ポート・フィリップ・ベイでは最高風速が時速110kmを超えている。

 また、24日には寒冷前線がSA州の西からVIC州にかけて東に移動しており、さらに強い風が吹くと予想されている。特にVIC州南部、南西海岸地域、山岳地域などで激しい風が吹くと予報している。
■ソース
Severe weather warning for Victoria, South Australia as strong winds leave crane in danger of collapse

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