「大陸東部諸州も春まで高温乾燥気象」

気象庁が今後3か月の気象予測発表

 消防局、農家、貯水池管理者がもっとも気がかりなのが最近の高温乾燥気候だが、大陸東部諸州が今後春に向かうにつれて高温乾燥気象が続く確率が高まっているとの予測が出された。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、シドニーなどの地域ではすでに過去10年で最低の降水量を記録しており、7月の気温も記録破りの高温になっている。

 7月27日、気象庁(BoM)は、最新の3か月の気象予測を発表したが、今後3か月もこれまでのような高温乾燥気象が続くとしている。

 BoMの気候研究者、ジョナサン・ポロック氏は、「大陸南東部の8月から10月にかけての気象予測は例年より高温乾燥の条件が続くが、8月はさらに高温乾燥気象が強まる見込み。これほど広範囲に高温乾燥気象確率が高まっているというのも珍しい。NSW州のアーマデール以南の地域で例年を下回る降水の確率は80%に達している」と語っている。

 また、NSW州の7月の降水量は例年の平均の半分以下だった。また、2018年前半の降水量も例年平均の半分以下で、1986年以来でもっとも乾燥した年になっている。シドニーだけでも1995年以来もっとも降水量の少ない7月になっており、オブザバトリー・ヒルの今月の降水量は9.8mmで、例年平均は96.6mmとなっている。

 2018年前半、このように大陸東部が高温乾燥条件になっており、太平洋でエル・ニーニョが発達する確率も五分五分と予想されている。

 ポロック氏によると、NSW州の一部では土壌湿度が通常の1%にまで下がっており、旱魃が広がっている。そのため、雨が降っても川やダムに流れ込まず、土壌が吸い取ってしまうことになる。

 このような乾燥気候の原因として、WA州沖合のインド洋の水温が下がっており、大陸を覆う大気の湿度が下がっていることがある。また、太平洋でエル・ニーニョが発達すればさらに高温乾燥気候の条件が整うことになる。
■ソース
‘Emphatic’: Odds point to big dry expanding across eastern Australia

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