気象庁の今春予報も低降水量で旱魃続く見込み

大陸北部と西部は最高気温中央値を超える日も

 気象庁(BoM)は、最新の気候予測を発表したが、予測内容は暗い。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 これまでの気象は、オーストラリアの大部分の地域で夏、秋、冬と乾燥気象が続いており、これからの春も乾燥気象に変化はない見込みになっている。

 そのため、水源地も水位が低下しており、地域によってはダムの水位も10%程度にまで下がっている。

 BoMのロビン・デュエル主任気象学者は、「雨を待ち望んでいる人には残念ながら、例年より乾燥した春になりそうだ。大陸東部一帯で乾燥気象が続いてきたが今後さらに悪化しそうだ。ニュー・サウス・ウェールズ州では1965年以来久しぶりの乾燥した年になりそうだ。また、これまででもっとも厳しい旱魃とほぼ同じ条件になっている。東部では異常な乾燥気象になっている」と語っている。

 さらに、「ニュー・サウス・ウェールズ州では例年よりも異常に早く、8月にブッシュファイアが起きている。ブッシュファイアが起きる条件はいくつかあるが、今年の乾いて暖かい春という条件はブッシュファイアのリスクを高めることは確かだ」と語っている。

 旱魃はこれまでにQLD州とVIC州の一部にも広がっているが、全土が乾燥しているわけでもなく、TAS州西部やWA州南西部ではこの2,3か月、かなりの降水量があった。

 ウォーターNSWの広報担当者、トニー・ウェバー氏は、「シドニー地域は非常に良好だが乾燥している。問題は水源をダムに頼っていない地域だ。農地など水源を河川に依存しているところはかなり厳しい。シドニー地域では雨も少ないがダムの水位は65%くらいある。望ましい水位より下がっているところもあるが、まだまだ水量に余裕はある。最悪でも2年分の水量がある。他のダムも50%以上ある。しかし、一部、州中西部マコーリー・バレーのバレンドン・ダムなどは32%まで下がっており、ピンチを感じ始めているが、それでもまだしのげる」と語っている。

 本当に厳しい状態になっているのは州北部のキーピット・ダムと西部のメニンディー・レークで、いずれも満水量の10%程度にまで落ちている。もし、今後も流入がなければ12月にはダーリング川への放水も停止されるだろう」と語っている。
■ソース
Dry times to continue as BOM releases grim spring outlook

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