金曜夜、シドニーに30分で50mm近い降水量

猛烈な雷と嵐で翌日まで停電続いた地区も

 2月8日夜、シドニー都市圏を雷を伴う猛烈な嵐が襲い、停電、建物の損傷、局地的洪水などの被害が出た。また、地区によっては9日午後になっても停電から復旧できないところもあった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この嵐でシドニー都市圏西部のギルドフォードでは30分間に47mmの降水量で各所に局地的洪水が起きた他、オーバーンで41mm、パラマッタでも38mm、都市圏北西部のボーカム・ヒルズでも34mmの降水量があった。

 さらに続いて9日も大雨と雷を伴う嵐が予報されていたが、9日午後には雷を伴う嵐の確率が大幅に引き下げられた。

 8日の嵐のさなかには45,000世帯が停電しており、パラマッタ、ヒルズ地区などで5,000世帯が9日朝になっても停電から復旧しておらず、市域全体で送電施設が損傷を受けており、復旧作業も進んでいない。

 パラマッタ・ノース小学校では建物の屋根が風で飛ばされ、電線を破断して道路に落ちたため、9日朝から屋根の撤去と電線の補修を行っている。

 エンデバー・エナジー社によると、各所で立木や大きな枝が電線に引っかかるなどしており、300近い電線の故障があるが、一旦送電を停めて修理しなければならないため、補修作業員を増員して修理に当たっている。

 年恒例のショート・フィルム映画祭の「トロップフェスト」は、嵐でステージと銀幕が破損したため、9日に会場変更が発表された。

 NSW州緊急救援局(SES)では8日午後だけで900件を越える救援要請の電話を受けている。そのほとんどは倒木、屋根の破損、家屋浸水、下水の詰まりなどだったが、車で洪水の道路を突っ切ろうとして立ち往生した人々9人を救出した。中には、都市圏西部メリーランズ地区の男性のように、仕事に行く途中洪水を突っ切ろうとして気がつくと車が水中で仰向けになったため、窓を開けてかろうじて脱出したという事故まで起きている。

 SESでは、「車は屋根のあるところに移動すること。家屋周辺の固定されていない物品を固定すること。また、破断した電線は少なくとも8m以上離れていること、などの注意を呼びかけている。
■ソース
Sydney lashed by severe thunderstorms, power outages, flooding

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