連邦政府、軍特殊部隊向けに30億ドルの特別予算

20年間に新型武器、防弾衣、落下傘降下資材に

 7月、ヒュー・ホワイト軍事アナリストが、「オーストラリアは米中パワー・バランスで傍観者ではいられない」と発言して論議を呼んだが、連邦政府は、今後20年間に30億ドルを計上して国防軍の新型設備と訓練の向上を図るが、その一環として特殊部隊には新型武器、防弾衣、落下傘降下資材を配備するとしている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 スコット・モリソン保守連合連邦首相は、「精鋭部隊がオーストラリアを安全に守るためには、戦場での兵士の安全を確保しなければならない。そのためには我が軍の精鋭部隊が最高の能力を発揮できるようにしなければならない。常に脅威があり、困難があり、われわれは今だけでなく今後20年はその脅威や困難と取り組む用意がなければならない」と語っている。

 プロジェクト・グレイフィンと名付けられたプログラムの第一段階は、今後4年間にわたり豪軍の精鋭8部隊に5億ドルの予算で武器、防弾衣、落下傘降下・クライミング資材、高性能トレーニングなどを用意することになる。

 7月、オーストラリア国立大学(ANU)のホワイト教授は、「アメリカはもう信頼できる同盟国ではなくなっており、我が国は潜水艦や戦闘機への予算を倍増しなければならない」と主張している。

 これを受けてリンダ・レイノルズ国防相は、「このプロジェクトは過去何十年になかったほどの大きな国防軍への投資だ。特殊部隊は世界のどこで起きる変事に対しても、これまでになく短時間に不明確な状況で出動しなければならなくなっている。予算のこの第一段階では、特殊部隊が、改革的な情報、科学技術機関と協力し、将来的な危険と機会を的確に評価できるようにするため、将来的に必要とされる能力を確保する」と語っている。

 保守連合政府は、2021年度にはGDPの2%を国防に充てることになっている。
■ソース
Billions going into Defence for new weapons and armour for special forces soldiers

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