QLD州でもNSW州でも各地で水害避難

一部地域ではヘリコプターで救出も
 QLD州、ブリスベンのはるか内陸の町ミッチェル、チャールビル、ローマなどの町は大雨から河川が増水しており、住民に避難指令が出ている。また、NSW州北部のモリーの町が孤立している。
 ミッチェルでは、避難センターへの道路が洪水で寸断された住民が地元のパブに避難している。2月2日、アンナ・ブライ州首相は、同地域に災害状況を宣言、警察、緊急救援隊員に強制避難命令権限を与えた。
 ミッチェルを流れるマラノア川の水位は9mになると予想されており、すでに一部住宅が浸水し始めている。ホテル・ミッチェルの所有者、スー・マークス氏がAAPに電話で報告、「川に近い低地の住民はRSLスポーツ・グラウンドに避難したが、すでに道が洪水で浸水している地域の住民が同パブに集まっている。水が雨水側溝から噴き出してくるのを待っているところだ。私と夫のジョンがパブの3階に緊急食料や毛布などを用意しているが、水の中をこちらに避難してくる人も見える」と語っている。洪水は、ローマやチャールビルにも及んでいる。
 NSW州北部でも豪雨で川の水位が危険な高さに迫っており、550世帯に洪水避難警報が発令された。避難警報は、モリーの一部、ウィンガム半島、バラバ、タリーなど広範囲に散らばっている。
 州緊急救援局(SES)によると、モリーでは、メヒ川が2日朝には水位7.5mに達し、450世帯が影響を受けている。SESは、「局地的な豪雨で、高台が洪水になっており、川の水位もみるみる上がってきている。どの程度の洪水になるのかまだ分からないこともある。気象庁は、豪雨で同日午後9時には水位が9.5mに達する可能性もあると予測している。そのため、SESでは、避難警報が発令された地域の住民は今後12時間から24時間以内に避難する用意をするようにと呼びかけている。
 海岸に近いタリー上流のウィンガムでは2日早朝には川の水位が8.9mに達しており、60戸が浸水する可能性がある。また、下流のタリーでも40戸が水に浸かる。そのため、タリーPCYCとタリー高校に避難センターを設立した。
 極端な気象の警報が、NSW州北西地域、北西山麓部、北西平野部、シドニー首都圏、北部高原、イラワラ地域、中西部山麓部、ハンター地域、中北部海岸、中部高原などの地域に出ている。(AAP)

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