耐性菌患者増加で食品汚染を警告

感染症医学専門家が検査強化要求

 ほとんどどんな抗生物質も効かない細菌が現れてきている。過去には有効だった抗生物質も家畜の飼料に混ぜるなどの乱用の結果、細菌が突然変異で耐性を獲得してゆき、遂には一切の抗生物質が効かない「スーパーバグ」に感染した患者が現るなど病院での感染が気づかわれている。

 感染症医学専門家は、国内産、輸入品の食品の検査を強化し、食品を汚染している耐性菌の広がりを布施がなければならないと呼びかけている。現在、国内産食品に関してはスーパーバグを対象とした基準がなく、輸入食品には検査があるが、耐性菌検査は含まれていない。この専門家はキャンベラ病院のピーター・コリニョン感染症部長で、「大勢の人が食品を汚染しているスーパーバグを口から取り入れ続けた場合、いつ私たちの身体の中で爆発するかもしれない時限爆弾を取り込んでいるようなもの」と語っている。

 連邦政府保健省などでは、国内家畜産業の耐性菌や抗生物質使用などを監視する方法などの見直しを行っている。しかし、メルボルンのオースチン病院のリンゼー・グレイソン教授は、「スーパーバグ感染が増え続けている。しかもそのほとんどが食品経由だ。しかし、スーパーバグ流行のおかげで外科手術の手順まで大幅に変わってしまった」と述べている。輸入食品に対してもスーパーバグのテストがないのが問題だ。海外では未だに食品生産の過程で抗生物質が使われており、それを通して耐性菌が現れてきている」と語っており、アメリカの疫病管理予防センターでは、「食料生産の家畜の飼育では抗生物質の使用を段階的に廃止しなければならない」と述べている。両人は、特に海外からの輸入シーフードにを懸念している。これに対して、シーフード輸入業者連合会は、「シーフード輸入業者の基準遵守は非常に高い数字だ」と語っている。また、獣医薬学のスティーブン・ページ氏は、「国民はパニックになる必要がない。保存や調理を正しく心がければかなり防げることだ」としている。(NP)

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