ウインザー元無所属政界復帰を検討

NSW州北西部の炭鉱開発認可問題

 NSW州北西部ニュー・イングランド地域のリバプール平野に中国の神華沃特馬克煤鉱有限公司が申請していた炭鉱開発計画の認可が下りた。周辺農家の猛反対を押し切っての認可で、地域を選出地盤にしているバーナビー・ジョイス(国民党)農業相も反対しているが、2013年の連邦選挙まで同地域選出だったトニー・ウインザー元無所属議員が、「ジョイスは認可を止めるために十分なことをしてこなかった」として、2016年の連邦総選挙に出馬し、政界復帰することを検討している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ウインザー氏は2010年の選挙でジュリア・ギラード労働党党首を支持して少数派内閣を実現させた。ウインザー氏は、優秀な農業地帯付近の露天掘り炭鉱計画を条件付きで認可したことに怒りを感じ、政界復帰を考えているが、まだ出馬するともしないとも決めていない」と語っている。

 ウインザー氏は無所属議員時代に帯水層と鉱山認可の規則改定に一役買ったことがあり、中国系企業の炭鉱開発は、農業地域の水資源にとっても脅威となると語っている。

 神華沃特馬克煤鉱有限公司は、肥沃なリバプール平野の広大な土地で年産1,000万トンの巨大な露天掘り炭鉱開発を目指しており、ウインザー氏は、「その企業は、オーストラリア国内で過去の認可手続きがずさんだったことに味をしめ、今回もリスク覚悟でやっている。これは農業用地の問題ではなく、地下水の問題だ。その平野の地下にはマレー・ダーリング水系で最大の帯水層があるが、それも危機に陥る。ジョイス氏は怒っているふりをしているだけだ」と語っている。
■ソース
Tony Windsor considers political comeback in light of approval for Shenhua mine in Liverpool Plains

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