「チョッパーゲートは政府に禍根を残す」

保守連合大臣もビショップ議長に不満

 ブロンウィン・ビショップ連邦下院議長が、自由党政治献金募金イベントに$5000を超える料金のヘリコプターをチャーターし、経費を公費として請求していたことが明らかになり、ビショップ議長は全額と追徴金を返済したが、その後も次々と同様な「公費請求」や「贅沢な出費」が明るみに出されており、このビショップ議長の公費問題は「チョッパーゲート」の名前まで生んでいる。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2013年選挙で落選したソフィア・ミラベル元議員の現役時代の結婚式にはビショップ議員(当時野党保守連合議員)だけでなく、トニー・アボット保守連合リーダー(当時)も出席、同じように旅費を公費請求していた。しかし、保守連合が政権を握ってから不正請求が問題になった時、アボット首相は、結婚式への旅費を返済し、他議員にも同じようにするよう呼びかけていた。ビショップ議員はその呼びかけに従わず、今回、「議長としての公的出張だった」と発表しているが、野党労働党などが要求する「文書などの証拠の提出」を拒否しており、閣外大臣にも、「議長が居座ることは政権にとって有害」と言い出している。また、アボット首相は、「議長は保護観察状態だ」として、これ以上公費不正請求が現れれば議長罷免もあり得ることをほのめかしている。

 これに対して、29日にはクリストファー・パイン教育相が、「労働党の議長罷免の要求に対して保守連合は団結して議長を支えなければならない。議長には素晴らしい実績がある」と発言した。

 一方、諸派無所属のクライブ・パーマー議員とアンドリュー・ウィルキー議員は、8月の議会再開時には議長不信任案を提出する意図を明らかにしており、「ビショップ議員は議長不適格」と語っている。また、与党保守連合のマルコム・タンブル通信相は、日頃から公共交通機関利用を提唱しており、この日も、「サウス・ジーロン駅にて、セーラ・ヘンダーソン議員と」とツイッターしている。また、ジュリー・ビショップ外相は、「8月の会期には労働党がビショップ議長攻撃で質問時間をつぶすのは確実。ビショップ議長はそのことを考えて進退を決めるべき」と発言しており、スコット・モリソン社会事業相は、「ビショップ議長は同僚議員に積極的に支持を求める動きをしている」と指摘している。ABC放送は個別に閣僚にインタビューしており、ビショップ議長を支持する声はほとんどないと伝えている。

 しかし、ビショップが議長を辞任することはまず考えられず、首相が議長を罷免することもできず、議会で議員の裁決によって初めて議長罷免が可能になる。
■ソース
Senior ministers ‘ropeable’ over Bronwyn Bishop’s scandal they say is damaging the Government

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