議長、ニューヨーク行き出張キャンセル

省が過去の公費請求を洗い出し

 ブロンウィン・ビショップ連邦議会下院議長は、自由党政治献金募集イベントにヘリコプターをチャーターし、料金$5,000超を公費請求したことが報道されて以来、次々と過去の不明朗な公費請求が明らかにされている。現在は担当の省がビショップ議長の過去の公費請求内容を調査している。また、公費請求について、「議長権限内」としながらも内容の公表を拒むなどしており、野党労働党や一部の無所属議員も議会の冬休み明けには議長が辞任するまで追及する構えを明らかにしている。8月2日には、ビショップ議長がニューヨークでの「国際議長会議」出席を一旦は決めていたものを最近になって取り消していたことが報じられている

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ビショップ議長は以前にもヨーロッパで開かれた議会議長会議議長出馬を目指して運動し、これにも巨額の公費を使ってリムジンをチャーターするなどしていた。議長に同行した代表らは豪大使館専用車などで済ませていた。

 かつて、トニー・アボット連邦首相は、「自分はジョン・ハワード(元首相)とビショップ(議員)の政治的婚外子」と発言するほど、この2人からの影響を認めているが、ビショップ議長の派手な公費問題ではこのアボット首相が議長擁護以外にほとんど何の発言もしていないため、メディアではアボット首相のリーダーシップを問う声も出ている。

 2日にはさらに奇矯な発言で知られるバーナビー・ジョイス農相のビショップ擁護発言が報道された。ジョイス農相は、「過去にこの問題で身に覚えのある政治家に石を投げていたら、議会には誰も残らないだろう」と語っている。しかし、パーマー連合党のクライブ・パーマー議員とアンドリュー・ウィルキー無所属議員は、「来週の冬休み明けには議長不信任案を提出する。ビショップ氏は公正中立な議長職からまったく外れた行為を続けており、国民の信頼を失っている」と語った。また、鉱山富豪であるパーマー議員は、「自由党が必要ならいつでも自分の5機のジェット機やヘリコプターを貸してやるから国民に負担をかけるな」と発言している。

 与党保守連合内部にもビショップが議長職を続けることは適切ではないと密かに考えている議員が数人いる。
■ソース
Bronwyn Bishop reportedly cancels taxpayer-funded New York business trip

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