アボット、閣僚に騒擾禁止令を通達

首相の政策ごとに漏れる閣内不平の声

 このところ、トニー・アボット保守連合連邦政権は、アボット首相の決定、政策ごとに与党議員や閣僚からさえ不平の声がメディアに漏らされ、時にはおおっぴらな発言にもなっており、さらには昨年以来世論調査で常にアボット保守連合がビル・ショーテン労働党に対する劣勢を覆すことができない。そのような状況の中で、8月18日、アボット首相が閣僚に対して、「騒擾禁止令」を通達した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 先週の連邦自由・国民合同議員会議では、「同性結婚」合法化法案に対する「自由投票」対「党議拘束」が話し合われ、60数票対30数票で「法案反対の党議拘束」をかけることを決定した。この決定に対して、世論調査で60%を超える有権者が同性結婚合法化を支持している事実を重視し、自由投票を主張した閣僚が、「首相に謀られた」と不満をおおっぴらに表明した。アボット首相は、「今後、閣僚が不平不満を公に発表すれば、それなりの結果を覚悟するよう」通達したもの。

 また、党議員会議でジュリー・ビショップ外相が、「現在の時点での与党内紛はWA州キャニング選挙区の補欠選挙に影響することになる。そのことをよくわきまえて発言してもらいたい。同選挙区の投票結果は、現政府に対するメディアと有権者の審判となるものだ」と同僚議員をたしなめたと伝えられている。

 また、政府は、「同性結婚」問題は将来において、国民投票のプレビシット(plebiscite)、またはリファレンダム(referendum)にかける考えを明らかにしている。
■ソース
Tony Abbott reads ‘riot act’ to ministers over same-sex marriage

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