財相、共和制支持で同僚議員の批判

根強い保守連合内の英王制支持

 先日は、「所得減税」政策を唱えて、エコノミストに、「実質的な税制改革おざなりにして無意味なかけ声を繰り返すばかりだ」と批判されたジョー・ホッキー保守連合連邦財相だが、8月26日には、オーストラリアの共和制への移行を唱え、保守連合の同僚議員から猛烈な批判を浴びた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ホッキー財相は、ケイティ・ガラハー労働党上院議員とともに議員有効グループを組織し、1999年の国民投票で敗れて以来休眠状態になっていた、オーストラリアの共和制への移行を推進する共和制運動(ARM)を再開する活動を始めた。この動きは、ホッキー財相の友人で、ARM会長を務めるピーター・フィツシモンズ紙がナショナル・プレス・クラブで発表した。

 しかし、保守連合政府与党は、最近は経済成長と雇用拡大に集中しようとしながら様々なスキャンダルなどのために思うように政策が進まない状態になっている。そんな時に共和制運動のニュースで政府部内にも驚きが広がった。この問題については保守連合内でも農村部を地盤とする国民党には英王制支持派も多く、国民党党首で副首相のウォレン・トラス議員は、「君主制論争は自分の優先事項ではない。経済、国際問題、国境警備などいくつも優先事項がある。過去に共和制論争があり、決着がついているはず。あれ以来、国民の意見は変わっていない」とホッキー財相を批判した。

 一方、自由党内でACT選出のゼド・セセリャ上院議員は、ホッキー財相弁護を行い、「与党の最優先事項ではないが、重要な政策問題であり、ジョーがリードすることは自由だ」と語っている。

 また、野党労働党のビル・ショーテン党首は、「国民は国家元首のあり方を議論できる程度に賢明で大人でもある。ホッキー財相であろうと誰であろうと共和制を支持することを歓迎する」と語った。
■ソース
Treasurer Joe Hockey raises ire of colleagues over push to make Australia republic

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