「漏洩大臣を追い出せ」とシノディノス

「ホッキー財相更迭」を要求する大臣に

 WA州キャニング選挙区の補欠選挙は、11%を超える支持率差で保守連合安定地盤といわれていたが、トニー・アボット連邦政権の失政と支持率低下を反映して、「6%程度の支持率低下で議席確保すれば御の字。議席失えばアボット政権にとってはトドメの一撃」といわれている。そんな中、8月31日のメディアは、「閣僚の中からジョー・ホッキー更迭を要求する声が挙がっている。後任にはスコット・モリソン社会事業相が有力」という匿名の閣内からの情報を伝えた。

 同日午前中に、アーサー・シノディノスNSW州選出連邦上院議員が、「アボット首相は、このような情報漏洩で政府を動揺させようとする大臣を罷免せよ」と発言した。また、モリソン大臣も、「閣僚の誰がホッキー更迭を言いふらしているのか分からない。キャニング選挙結果が悪ければ内閣改造があるというのは単なる憶測だ」と否定している。

 フェアファクス・メディアの報道によれば、2閣僚の情報として、「アボット首相にはホッキー財相を更迭するよう要求が出ている。また、連邦総選挙も前倒しで2016年3月実施が閣僚幹部の間で検討されている」と伝えられている。

 2GBラジオに出演したモリソン大臣は、「ホッキー財相は傑物、素晴らしい業績を挙げている。政府としては雇用、経済成長、社会安全に専念する」と語っている。また、ジュリー・ビショップ外相も同様の発言を行っている。

 ジョン・ヒューソン元自由党党首は、「閣僚からの漏洩は、キャニング選挙区補欠選挙で保守連合の敗北になった場合のことを考え始めている閣僚がいるということだ。しかも、ホッキーが財相として初の予算案を発表して以来、社会全般、実業界からさえ彼の実績に対する批判が出ている。ホッキーとアボットはお互いに困った存在になり始めている」と分析している。
■ソース
Arthur Sinodinos slams cabinet ministers for ‘political sabotage’ of Abbott government

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