ドメスティック・バイオレンス対策本腰

タンブル政権が4,100万ドルを計上

 新聞やテレビでは連日のようにドメスティック・バイオレンス(DV)による女性や子供を被害者とする事件が報道されている。オーストラリアでは、現在のパートナーまたは別れたパートナーによって殺される女性が2014年には50人を超え、2015年はすでに63人に達している。また、15歳以上の女性のほぼ3分の1がDVの被害者になった経験がある。長年DVの問題が言われながらその対策はおざなりにされてきた。9月24日、マルコム・タンブル新政権が「DV対策に4,100万ドルの予算を計上する」と発表する。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 同日、メルボルンを訪れるタンブル首相が明らかにする予定で、対策の柱としてDVの被害者女性への支援などを改善するとしている。そのため、今後3年間で3,650万ドルが警察官、ソーシャル・ワーカー、救急隊などの職員の被害女性支援訓練などに充てられる。

 また、病院医療関係者にも患者のDV被害の徴候を見分け、対応する訓練を施し、特定病院では担当弁護士を置いて、被害者の法的援護を行うなどの対策を立てることも連邦政府の新政策に含まれている。その他にも北部準州の先住民族コミュニティでは住民と接触する警察官を増員することや、学校も、「セーファー・スクール」ウエブサイトを拡充し、DV対策の情報を送ることなども含まれている。

 24日の発表には、別れた夫に息子を殺され、DV根絶運動を主唱して、2015年の国民に任命されたロジー・バティさんやミカエリア・キャッシュ新女性問題相も立ち会う。

 タンブル新首相は、「DV問題は長年にわたり見過ごされてきた。DVに対してはゼロ許容で向かわなければならない。本当の男は女性に暴力を振るわない。家庭内暴力根絶に断固とした決意で進まなければならない」と語っている。
■ソース
Domestic violence initiatives to receive $41 million funding package from Federal Government

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