タンブル政権、大学学費自由化棚上げ

アボット、パイン大学改革案の主柱

 10月1日、タンブル保守連合政権のサイモン・バーミンガム教育相は、「大学学費自由化を棚上げする」意図を明らかにした。大学学費自由化、学費ローン利率その他の大学改革はトニー・アボット前首相下でクリストファー・パイン前教育相が堅持を唱え、「何度でも再提出する」と断言していた。大学改革案は一部の大学の副学長らは支持していたが、一般国民には不人気で、いくつかの大学で学生の抗議行動が続いた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 バーミンガム教育相は、「次期選挙前には学費自由化法案は提出しない」と語った。この法案は、大学が各学部やコースの学費を自由に設定できるようにするもので、一部のコースは将来的には学費が10万ドルを超えることも考えられるという不安をかき立てていた。

 10月1日、「Times Higher Education Conference」の会議で演説したバーミンガム教育相は、「上院で再度にわたり否決された法案のため、高等教育部門に将来に対する不安が生まれていた。2015年も3か月を残すばかりになり、2016年の学費がどうなるのか、大学にも学生にも安心してもらわなければならない。ここではっきり申し上げておきたい。2016年の高等教育予算編成には現在の予算から変更はない。将来、改革が行われるとしても立法によらなければならず、早くとも2017年以降になる」と語った。ABC放送のインタビューに答えたバーミンガム教育相は、将来の学費についてコメントを避けた。

 また、「2016年総選挙以前の法案提出を棚上げすることで、タンブル首相にとっても私にとっても、大学、副学長、学生らと協議し、話し合う時間を取ることができる。その上で問題を解決していきたい」と語った。
■ソース
Turnbull Government shelves university fee deregulation plan, Education Minister Simon Birmingham confirms

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