労働党、ブラフ議員の辞任を要求

スリッパー議長日誌違法コピー事件

 ピーター・スリッパー元連邦議会下院議長が私用の経費を不正請求した疑惑と議長執務室職員に対するセクシャル・ハラスメントの訴えで失脚した事件は、スリッパー氏の小額の不正請求の疑惑は消えなかったが、職員の民事告訴は裁判所が、「政治的にスリッパー氏を失脚させるために裁判権を乱用した行為」として逆に職員らを非難した。また、職員が相談をもちかけたマル・ブラフ自由国民党(LNP)議員は、一度落選していたが、スリッパー氏失脚後の選挙区から出馬、当選した。しかし、「議長日誌を不法に盗み出し、複写した」などの容疑が持ち上がっており、ブラフ議員が連邦警察(AFP)に家宅捜索を受ける事態に発展している。

 労働党は、あくまでもブラフ議員の違法行為関与を追及し、ブラフ氏の州問題特別大臣職を辞任するよう要求する構えを示している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 セクハラ訴訟の元議長職員、ジェームズ・アシュビー氏は、議長職員時期に何人かの自由党議員と相談し、スリッパー氏に対するセクハラ訴訟を訴えていた。

 連邦下院の質問時間に、マークドレイファス影の法相が、ブラフ氏とアシュビー氏の間に交わされた電子メール、テキストで、日誌の複写を手に入れることなどを話し合っていたとして、「大臣が辞任しなければならないということは自明の理ではないか」と質問している。一方、ブラフ大臣は、何の権限もなく、ジャーナリストに議長日誌の複写を見せたことはないと否定している。

 しかし、クリストファー・パイン院内幹事が、「AFPが捜査している間、野党がブラフ議員を攻撃し続けるなら質問打ち切りをする」と発言した。パイン院内幹事は、「ブラフ議員が関与していたことを示す新しい証拠は出ていない」と語っている。

 先週にはクライブ・パーマー連邦下院議員が議員特権を利用し、「当時、ブラフ氏が、スリッパー告訴の裁判資金の提供を求めてきた。2012年4月、スリッパー議員を破滅させるため、20万ドル近い金を要求した」と発言していたが、ブラフ氏はこのパーマー発言も否認している。

 2013年の選挙でスリッパー議員はフィッシャー選挙区で落選、ブラフ氏が当選した。現在もブラフ大臣の身辺をAFPが捜査している。
■ソース
Mal Brough denies leaking Peter Slipper diary excerpts to media, faces calls from Labor to stand down

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