アボット政権の元大臣、与党内移籍

タンブル新首相が降格した産業相

 12月3日、トニー・アボット前保守連合政権で産業相を務めていたイアン・マクファーラン氏が自由党から国民党に移籍すると発表した。自由党は金融や大企業、都市専門職などを地盤としており、国民党は農村部の農家や中小業者を地盤としているため、しばしば政策に食い違いが生まれている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 パリから帰国したタンブル首相は、12月2日にマクファーラン氏の移籍の意図を知らされた。国民党のバーナビー・ジョイス農業相がマクファーラン氏と移籍について話し合ったとされているが、ウォレン・トラス国民党党首はまったく知らなかったと語っている。また、移籍についてはマクファーラン氏から打診があったと見られている。また、国民党筋は、「党議員会議では大多数がマクファーラン氏を歓迎している」と語った。また、デビッド・ガレスピー国民党下院議員は、「9月政変以来大臣のポジションが増えており、国民党も大臣席をもっともらうべきだ」と語っている。

 マクファーラン議員は、QLD州自由国民党党員で、ブリスベンの西、農村部グルーム選挙区選出議員を務めている。自由党と国民党はQLD州のみが保守連合から合併して自由国民党(LNP)を名乗っているが、各党員が元の党籍を維持している。2013年の保守政権成立後、国内に残った自動車産業の経済的援助を閣内で取り付けることができたが、2014年には食品加工企業SPCアードモナ社の救済を拒否された。タンブル氏がアボット前首相を下して新首相になった後、大臣から降格され、平議員になっていた。

 また、マクファーラン氏は農業経営者で、以前には農業利益団体「Queensland Graingrowers」の会長を務めていたこともあり、3日の記者会見でも、「自分はもともと国民党地域出身」と語っている。
■ソース
Former Abbott minister Ian Macfarlane announces plan to switch to Nationals partyroom

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