アボット前首相、また公費請求に疑惑

政治献金者誕生日パーティ参加旅費

 保守連合内の造反で失脚したトニー・アボット前首相が2015年前半に与党自由党献金者の誕生日パーティにからめて公用をつくり、経費を公費請求していたことが明らかになった。連邦政界はベテラン議員のブロンウィン・ビショップ前連邦下院議長が自由党献金募集イベント出席のためにヘリコプターをチャーターし、$5,000を超える額を公費請求していたことが明らかになり、遂に議長辞任を余儀なくされたいきさつがあり、同じビショップ議員が南米旅行の経費$50,000をやはり公費請求していたことが公表されたばかり。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 3月22日(日)、アボット首相(当時)は、メルボルンの高級ゴルフ・クラブ、ハンチンデール・ゴルフ・クラブで開かれたポール・マークス氏の誕生日に出席した。2014年度、マークス氏個人と同氏の経営する会社は自由党に$930,000の政治献金をしている。アボット氏はこの旅行で旅行手当$560と運転手付きの政府公用車を$105.50分使っている。

 アボット氏の事務室では、「アボット首相は当日他にもメルボルンで公用に携わっていた」としているが、公用の内容を明らかにすることは拒んでいる。アボット氏は翌日もメルボルンで運転手付き政府公用車を$122.53分使い、キャンベラに戻って議会に出席している。2015年初め、豪空軍のジェット機でメルボルンまで移動したことが明らかにされた時もアボット氏は追及を受けている。

 同じ誕生日パーティにはスチュアート・ロバート福祉事業相も出席していたが公費請求はしていない。

 2014年度、ニムロッド・リソーシーズ社会長のマークス氏個人で自由党に25万ドルを政治献金しており、また、自由党の政治献金集金組織と考えられているフリー・エンタープライズ・ファウンデーションにも$181,361を献金している。また、ニムロッド社も50万ドルを自由党に政治献金している。
■ソース
Ex-prime minister Tony Abbott used taxpayer funds on same day as Liberal Party donor’s birthday bash

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