「2016年のオーストラリア国民」発表

男女平等に献身する元陸軍司令官

 1月25日、キャンベラの連邦議事堂前で「2016年、今年のオーストラリア国民」が発表された。今年は、デビッド・モリソン元陸軍中将が、男女の平等、多様性、包み込みに献身したことを称えて、「今年のオーストラリア国民」に選ばれた。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 「今年の高齢国民」にはゴーディアン・フルディ教授、「今年の若年国民」にはニック・マルチェシ、ルーカス・パチェット、「今年の地域英雄」にはドクター・キャサリン・キーナンがそれぞれ選ばれた。

 モリソン中将は、36年間豪陸軍に勤め、2015年に退職した。マルコム・ターンブル連邦首相から「今年の国民」盾を受け取ったモリソン元中将は、「大勢のオーストラリア国民が、教育、職業資格、社会への献身や欲求にもかかわらず自らの全力を発揮する機会を奪われてきた。それというのも、性別のため、あるいは信仰のため、出身民族のため、あるいは身体頑健ではないため、性的傾向のためなどを原因としている。しかし、国としてその者達にも全力を発揮する機会を与えるべきだ。彼らが全力を発揮できた時、私達もその恩恵を受けることになる。真の多様性とはそういうことだ。私はそのために全力を尽くしているし、2016年のオーストラリア国民に選ばれたことは大変な名誉だ」と語った。

 さらに、「2016年一年間、家庭内暴力、多様性と男女所得格差、共和制運動という3つの分野で全力を尽くすつもりだ」と語った。

 2013年、豪国防軍内で、大勢の将兵が性的な内容の電子メールを配布していたことが明るみに出ると、「女性を対等の人間として尊敬できない者は軍を去れ」と命令してニュースになった。陸軍を退職後、現在は「オーストラリア多様性会議」の議長を務めている。
■ソース
Australian of the Year: David Morrison, former Army chief, given top honour for gender equality work

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