「コリンズ級耐用期間延長が必要」

退職海軍技術者が政府に要請

 現コリンズ級潜水艦に代わる次期潜水艦隊は、日本、ドイツ、フランス3国が何十億ドルもの建造契約をめぐって競争しているが、選定自体はまったく進んでいない。2月1日には退職海軍技術者が、「政府は、わが国の国防能力を維持するため、現行コリンズ級潜水艦の耐用期間を延長するしかない」と発言したことが伝えられている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2月1日に開かれたエンジニアズ・オーストラリアの席上、クリス・スキナー氏が演説したもので、スキナー氏は、「歴代政府が次期潜水艦隊選定をためらっている。かくなる上はコリンズ級の耐用期間を延ばすしかない。みんな、防衛白書の発表を待っているようだが、潜水艦の設計選定と建造にはかなりの時間を要する。耐用期間延長は、潜水艦関連分野のエンジニアの綿密な調査を必要とするだけだ」としている。

 2015年11月、マリス・ペイン国防相は、「どこで潜水艦を建造するかは2016年早くに決定する。重要な問題であり、急ぎたくない」と語っている。一方、スキナー氏は、「わが国も海外のやり方にならい、待っている間も技術労働力の能力を衰えさせることがないようにしなければならない。わが国の海軍艦船建造能力を維持する必要などの問題は重要だ」と語っている。

 エンジニアズ・オーストラリアは、「2,30年前には国防関係技術者は10万人いたが、今は2万人未満だ。政府は、短期的な経済圧力よりも長期的な国防分野の技術力の維持を考えるべきだ」と声明で述べている。

 国防相スポークスマンは、「国防白書は間もなく提出される。わが国の潜水艦技術も白書で触れられている」と語っている。
■ソース
Government called on to resolve delay in decision on Collins class submarines

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