タンブル首相、8月選挙をほのめかす

「二重解散総選挙も可能性としてある」

 2月2日、フェアファクス・メディアは、「本日朝、マルコム・タンブル連邦首相が党議員会議で、8月に総選挙を発表、9月に投票を実施する可能性を明らかにした」と報道している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 また、党議員には、「二重解散総選挙も可能性としてある。選挙後の上下院合同会議で、(ABCC再設立など)労使関係法案を通過させるという手段も選択肢としてある」と語っている。

 また、ある自由党議員は、「首相は、消費税増税を税制改革パッケージに含めるかどうかについてはまだ何も決まっていない。すべて議題に上せると語り、消費税率引き上げ問題に神経質になっている議員達の先手を打った。税制改革案は2016年選挙後の年末に閣議に諮り、その後党議員会議にかける」と語っている。

 同議員は、「それに、消費税率引き上げの可能性については議員の中でも反対の声が大きく、特に平議員で小さな政府提唱派と伯仲選挙区の議員には不満が高まっている。すべて議題に上せるというのはいいが、平議員は消費税率引き上げ反対で固まってきている。スコット・モリソンは消費税率引き上げを決意しており、大改革を進める財相になりたがっている。結局、平議員の声は首相頼みだ」と語っている。

 連邦自由党のトニー・ナット幹事長は、「選挙年には保守連合と労働党の政策の違いを際立たせることが重要だ。また、税制改革など重要な選挙争点で主導的な論調を取らなければならない。そうしなければ労働党に取られるだけだ」と語っている。

 タンブル首相は、「5月予算案があり、その後、8,9,10月頃には選挙もある」と語っており、選挙が7月以前に行われるというのは二重解散総選挙の場合に限られる。その場合、上院の76議席全ての選挙になる。そうすると、通常の上院投票の半数で議員に当選することになるため、弱小政党が有利になる。従って、政権にとっては二重解散に訴えるうまみはなく、最後の手段ということになる。
■ソース
Malcolm Turnbull signals to party room an August election campaign likely

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