シドニー・メトロ線延伸計画難航

完全自動化市南部に障害山積

 ドライバーレスの電車を運行するメトロ・レールは、北西部からシドニー・ハーバーの海底をくぐり、都心部に入る第二期工事計画が始まっている。しかし、完全自動化メトロ・ラインをシドナムからハーストビルを通過して従来線の線路を走らせるという現マイク・ベアード保守連合州政権の長期計画が難航の様子を見せてきた。従来線のイラワラ線からハーストビルに向けて分岐する1階建てドライバーレス電車の計画が頓挫すると、メトロ・ラインをシドニー・ハーバーから南に走らせる必要があるかどうかという問題に発展する。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 2012年、グラディス・ベレジクリアン前運輸相が、「シドニーの鉄道の未来」計画として発表した際に、第二のハーバー横断鉄道線は将来的にメトロを既存鉄道線路を使ってバンクスタウン、ハーストビルまで走らせるとしていた。ハーバーの北は、北西部からチャツウッドまで延びることになっている。2014年には、「バンクスタウンまでのメトロ延伸を急ぐ。プロジェクトは2023年までに完了する」としていた。

 しかし、新しいメトロ・ラインは2分ごとに列車を走らせる線路容量で計画されているが、バンクスタウンまで列車を2分ごとに走らせる必要がないため、政府としては他の終着駅を考えなければならない。一方、北側は北西部のラウズ・ヒルまで伸びることになっており、また、モスマンの地下を抜けて北部海岸を縫うメトロの2本目の支線を考え出さなければならいといわれている。

 その他にも、イラワラ線をメトロ線に改造するには新しいトンネルや線路も必要としており、それに伴って従来線の大規模な改造工事が必要になる。また、バンクスタウン線をメトロ線に改造する場合にはそれほど難しい問題はないとしている。

 しかし、シドナム・ハーストビル間は貨物列車の本数が多く、メトロへの置き換えは難しい。一方、政府はシドニー南部の地方自治体から新線開発の要求を受けている。
■ソース
Plan to extend Sydney metro line south hits growing list of hurdles

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