「予算は公平、選挙にも勝てていた」

アボット前首相の近刊予定の抜粋

 2015年9月にマルコム・タンブル氏に首相の座を追われたトニー・アボット前首相の経済政策に関する単行本が間もなく出版される予定で、その要約がオーストラリアン紙に掲載された。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 それによれば、「タンブル氏は、アボット氏が経済リーダーシップを示さなかったとしているが、それは間違いだ。アボット政権の経済政策は初めからはっきりしており、低い税率、少ない規制、高い生産性だ」としている。また、2014年のアボット保守連合政権の予算案では、医療、教育、海外援助の予算を何十億ドルもカットしたが、その結果、世論調査で支持率を落とした。また、$7のGP診察料導入を図り、30歳未満の失業者には6か月の失業手当待機期間を計画し、大学学費の自由化や年金額スライド方式の変更なども打ち出そうとした。

 アボット氏は、「世論調査結果を見て、コメンテータの多くが、2014年予算案はアボット政権最大のミスだったとしている。しかし、私はそれを勲章と考えている。長期的に財政の建て直しに真剣に取り組もうとした証しだからだ。あの予算案は、子孫の代に負債を押しつけることを打ち切ろうとしたものだから基本的に公平な予算だった。私も、ジョー・ホッキー前財相も、公約を破ることを避けようとしたが非常に困難だった。それでも、財政を適切にコントロールするという保守連合の公約の一部として国民が受け入れてくれると期待していた。特に、歴代政府が当然のことのように承認していた企業への補助金を打ち切ったことは、緊縮予算としては当然のことだった」と述べている。

 また、「アボット政権が、財政節約と低税率を唱えて2016年選挙に臨めば、きっと勝てていたはずだ」としている。
■ソース
Tony Abbott says he would have won election, defends ‘fundamentally fair’ budget

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る