セーフ・スクール、政府が見直し指示

「同性愛イジメに偏り」の苦情を受け

 学校での同性愛者、トランスセックス、インターセックスなどの性的少数者に対するイジメ問題の改善を図る「セーフ・スクール」プログラムは、一部キリスト教ロビー団体やコリー・ベルナルディ議員ら保守派議員の苦情を受け、マルコム・タンブル首相が、プログラムの見直しを命じた。また、この問題では、議員らから差別発言が出たり、感情的になって罵声の応酬にもなりがちなことからタンブル首相が、「わきまえた発言を」と釘を刺した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この「見直し」命令が発端となって、議会ではプログラム支持・反対の議員の間で激しいやりとりがあり、ビル・ショーテン労働党党首は、あるプログラムに異論の声を挙げたコリー・ベルナルディ上院議員を「同性愛憎悪」と呼んだ。また、QLD州出身のジョージ・クリステンセン自由国民党議員が、このプログラムを「愛児症者が児童を手なずけるようなもの」と発言したことから、首相に対して、同議員を叱責するよう要求する声が挙がった。クリステンセン発言について質問されたタンブル首相は、「この問題で発言する者は言葉に十分注意してもらいたい。また、その言葉が若者やその家族に与える影響を慎重に考慮してもらいたい」と発言した。

 緑の党のロバート・シムズ上院議員は、「この問題でこのように憎悪に満ちた発言がなされるというのは、結婚の平等を国民投票にかける時にはもっと憎悪に満ちた発言が飛び出すことだろう」と発言した。

 見直しは、WA大学のビル・ルーデン教授とドナ・クロス教授が率いるチームが手がけ、3月11日までに教育訓練省に提出される。
■ソース
Safe Schools: Turnbull issues warning to MPs, Federal Government releases review terms of reference

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る