バルメイン・タイガーズ跡地開発対立

高層アパート建設案に地元の反対

 シドニーのロゼル地区、ビクトリア・ロード沿いに残るバルメイン・タイガーズ・クラブ跡地再開発をめぐって開発業者と地元住民が激しく対立、訴訟に持ち込まれている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 3月30日から土地環境裁判所で3日間の審理が始まっており、クラブが建物と敷地を売却してから11年宙に浮いたままの開発問題にようやく動きが出てきた。

 開発業者のRozelle Villageは、タイガーズ跡地と周辺の土地に12階と8階のアパートメント・タワーを建て、スーパーマーケット1店と専門店11店の入るショッピング・センターを計画している。

 この計画に反対の地元住民は、計画の建物が、同地区の低階層建物の並ぶビレッジの雰囲気に添わず、また、交通量を増やし、ダーリング・ストリート沿いの小ビジネスに打撃を与えることを懸念している。ロゼル住民行動グループのグレンダ・サンダースさんは、「こんな立て込んだ狭い地区に計画のような大規模な小売建物を入れればさらに交通量が増えるばかりだ」と語っている。

 一方、Rozelle Villageのイアン・ライト代表取締役は、「2015年、ライカート市議会に全面適合の開発申請を提出した。規制に完全に適合した開発申請だから、デザインも申請内容も十分な自信を持っている。一部住民は提出された内容に不満があるらしいが、そういう人達は何を提出されても不満に思うことだろう。たった11軒の専門店だ。町の通りを台無しにするつもりは全くない」と反論している。

 ライカート市議会は、この跡地を開発する場合には、タイガーズ・クラブを入居させることが認可条件にしており、Rozelle Village側は、クラブに45年のリース契約を提示するとしている。しかし、ダーシー・バーン市長は、「何百万ドルもの負債を抱えたタイガーズがこの建物で賃貸料を払えるかどうか。業者側はまだタイガーズに対して十分に低い賃貸料を提示していない」と懸念している。
■ソース
Fight over Sydney development planned for old Balmain Tigers site ends up in court

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