元ジャーナリスト、ボブ・エリス氏死去

スピーチ・ライター、がん闘病生活の果て

 作家、ジャーナリスト、戯曲家、あるいは労働党スピーチ・ライターなど様々な著作活動を続けてきたボブ・エリス氏が肝がんで死去した。

 ABC放送(電子版)が伝えている。

 エリス氏は、ベトナム戦争反対の意思から政治的執筆活動に入り、後には労働党、緑の党のキム・ビーズリー、ボブ・カー、ボブ・ブラウン、マイク・ランらのスピーチ・ライターを務めた。さらにABC放送では風刺作品、レビュアーを務め、戯曲、映画脚本なども著した。

 常に挑発的で左翼的立場を隠しもしなかったエリス氏は、1998年に出版する予定になっていた「Goodbye Jerusalem」が、トニー・アボット、ピーター・コステロの2人の家族に対する名誉毀損と判断され、出版前に裁断処分されたことが経歴の汚点となった。後にエリス氏自身が、「自分のしたことの中でもっとも愚かな行為だった。あれのためにデモや集会にも出にくくなったし、シドニー・モーニング・ヘラルド紙に連載していた倫理問題のコラムも中止になった。また、自分の地位も失った」と述懐している。

 エリス氏の家族は、「ボブは望み通り自宅で、家族に見とられて亡くなった。家族は大忙しなのでしばらく電話は謝絶したい。連絡する必要があればSMSか電子メールで送っていただきたい」とエリス氏のブロッグに掲載している。
■ソース
Bob Ellis dies of cancer after 40-year career spanning journalism, politics, play writing and film

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