NSW州、消費税配分で大幅に減額

「州経済の強さが災い」と州財相

 4月8日、NSW州議会で、グラディス・ベレジクリアン財相は、「消費税配分でNSW州は大幅に減額されることになる」と発表した。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 消費税は一旦州政府が徴収し、連邦政府に納めた後、各州の経済状況などを勘案して配分される。その配分は「Commonwealth Grants Commission」が決定している。2017年度にはNSW州への配分が8億5,000万ドル減額されることになった。

 前年度配分からの減額では、消費税制度始まって以来最大だが、ベレジクリアン財相は、「NSW州経済が強すぎたことが災いした。経済が好調で財政も好調なら、その分だけ他の州を援助することになる。経済も財政も好調ということを政府としては誇りにしている。ただ、来年度消費税配分が減らされることだけがマイナスだ」と語った。さらに、「もともと消費税配分が大幅減額されることは予想していたが、12月の期中経済見通し時の予想額を1億8,000万ドル上回っていた」と語っている。

 NSW州政府は、州財政の約4分の1を連邦政府からの消費税配分で受け取っており、基本サービスやインフラストラクチャに充てている。

 ベレジクリアン大臣は、「州経済は消費税配分の大幅減額にも対処できる余力はあるが、中期的な財政では困難が伴い、緊縮財政をしなければならなくなるだろう」と語っている。

 しかし、野党労働党のルーク・フォリー党首は、「州政府は減額を黙って受け入れるべきではない。8億5,000万ドルといえば、先週、キャンベラでの政府間協議会(COAG)で獲得した暫定病院追加資金をほとんど相殺してしまう額ではないか。マイク・ベアード州首相は、州民のために連邦政府と一戦交える覚悟をするべきだ」と語っている。
■ソース
NSW set to lose hundreds of millions of dollars in GST revenue due to strong budget, Treasurer says

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