VIC州、「医療用大麻」法案可決

国内初の大麻合法化州、2017年より

 4月13日、VIC州議会が「医療用大麻使用法案」を可決し、オーストラリア国内で初の医療用大麻合法化州になる。施行は2017年より。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 この立法に基づき、VIC州内では医療用大麻の製造、供給、入手が合法になる。ジル・ヘネシー保健相は、「重度のてんかん児童は2017年から薬用大麻を利用することができるようになる」と発表した。

 ヘネシー大臣は、「重度のてんかんを持つ子供が成人するまで生きられることはあまりない。医療用大麻でその生活がかなり改善されることと思う。患者の生活の質を向上させられるよう望んでいる。これまで、重度のてんかん児童の親たちは薬物を違法に入手しなければならない状況だった。親たちに、法律を守るか、子供の利益に従って行動するかの決断を強いることは不公平であり、許容できることではない。親たちはもう違法行為をする必要がなくなる」と語っている。

 さらに、「医薬用大麻は、チンキ、オイル、カプセル、スプレー、液状など様々な形状の商品になり、順番に市販化されていき、苦痛緩和医療やHIV患者が購入できるようになる。また、大麻薬剤の製造を監督し、医療用大麻使用資格について医師や患者を教育するなどの作業を行う『薬用大麻局』を設立する。同局は独立機関として、同薬剤導入に関するアドバイスなども行う」と述べている。

 国内での医薬、科学目的の大麻の栽培を合法化する法律が2016年2月に連邦議会を通過している。また、2015年にQLD州政府が、2016年よりてんかん児童への薬用大麻投与を試験実施すると発表している。また、NSW州政府も、がん化学療法による吐き気や嘔吐で苦しむ330人の患者を対象にカナダ企業が製造した大麻製剤を臨床治験すると発表している。
■ソース
Medicinal cannabis legalised in Victoria, child epilepsy patients to be given access from 2017

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