「これで終わりではないわよ」、アボット元首相に無気味な警告

かつての「政治の師」ブロンウィン・ビショップの議会引退演説

 5月4日、今期限りで政界を引退する数人の連邦議員が引退演説を行った。その中で、ブロンウィン・ビショップ元議長は、同じシドニー・ノース・ショアの選挙区で、保守色の強いトニー・アボット元首相が、「自分は、政治哲学的にはジョン・ハワード氏とブロンウィン・ビショップ氏のラブ・チャイルド」と語るほど似たところがあった。しかし、議長に就任したビショップ氏は貴族エリート的な行動が目立ち、チョッパーゲートと呼ばれるスキャンダルにさらにスキャンダルが重なり、8月には遂にアボット首相(当時)がビショップ氏を見放した。その後9月にマルコム・タンブル氏がアボット氏に挑戦すると、ビショップ議員はタンブル氏支持を明らかにした。また、再出馬を表明していたビショップ氏が選挙区の公認選に敗れた時もアボット氏は対立候補を支持した。

 この日の引退演説で、ビショップ議員は、アボット元首相に対して、「これで終わりではないわよ」と警告とも威嚇とも取れる発言をした。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 30年の議員生活を振り返り、また、議長としての実績を誇りとして語った後、「しかし、トニー・アボット氏を守るために議長辞任を迫られた。私はアボット氏を支援し、何年も一緒に仕事をして尊敬もしていた人物だったのに」と語り、結びとして、「連邦議会を引退することは終わりではない。針路を換えるだけであり、これからも国民に尽くす道はある」と、アボット氏に対する警告とも威嚇ともつかない発言をしている。
■ソース
‘It’s not the end’: Bronwyn Bishop farewells Parliament and fires warning shot at Tony Abbott

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る