2016年連邦選挙:二重解散で7月2日両院総選挙へ

フェアファクス・アイプソス世論調査では今回も両党接戦に

 2016年連邦総選挙は両院解散総選挙になり、通常は上院の半数の議席が選挙の対象になるが、今回は上下院とも全議席が対象になる。また、今回は、55日間という異例の長い選挙期間になる。その上、緒戦から現与党の保守連合と野党の労働党が世論調査の「二党択一」の質問でほぼ対等になっており、専門家も今後の行方は予測がつかないとしている。

 最新のフェアファクス・アイプソス世論調査では、保守連合支持は51%、労働党支持派49%、プレファレンス票を考慮すると50対50になる。タンブル首相は、「与野党の経済政策の違いを見ればどちらに投票するかは一目瞭然」と語っており、ショーテン労働党党首は、「安心して庶民向けのサービスを守ることができる者を選ぶ選挙」と呼んで対抗している。

 しかも、今後を占うのに重要なタンブル政権初の予算案を不公平と答えたのが43%にのぼり、公平と答えた37%を上回っている。また、46%が予算案に不満としており、野党労働党支持者が徐々に伸びている。

 ただし、回答者の53%が、「選挙はタンブル政権が再選される」と予想している。支持率では保守連合と労働党は同等だったが、プレファレンス票を2013年選挙時の配置で計算すると保守連合が51%、労働党が49%とわずかに保守連合が優位に立っている。それも、1,410人の回答者に第二プレファレンスを質問すると両者50%対50%と対等になった。

 この数字は全体としては保守連合得票率が3.5%低下することになり、選挙区によっては保守連合が議席を失い、政権交代が起きることも考えられる。

 党首同士ではタンブル氏が51%、ショーテン氏が29%と圧倒的にタンブル氏の人気が高いが、政権の行方は党首支持率では決まらない。
■ソース
Federal election 2016: Malcolm Turnbull pulls the trigger for winter showdown on July 2

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