2016年選挙でアボット支持者、自由党内で反旗の動き

タンブル支持エデン=モナロ選挙区候補ボイコットの呼びかけ

 5月10日、自由党員で構成される私的グループ、メンジーズ・グループの電子メールが漏洩され、2015年9月の首相交代劇の際にマルコム・タンブル氏を支持してトニー・アボット氏の追い落としに動いた立役者ピーター・ヘンディ自由党(現)候補をボイコットする動きがあることを警告している。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ヘンディ(現)候補はNSW州南部海岸地域エデン=モナロ選挙区候補で、この選挙区は歴史的に接戦区であり、過去連続17回の選挙で、政権を握る党の候補者が当選しており、選挙結果の趨勢を占う「指標選挙区」とされている。それだけに保守連合にとっては党内造反で自由党候補が落選した場合の打撃は大きい。

自由党本部は、NSW州のエデン=モナロ選挙区でヘンディ候補を応援するようACT自由党に指示した。

 メンジーズ・グループ筋は、「電子メールの内容は、ACT自由党内保守系党員が、アボット首相を失脚させたヘンディを罰するため、ヘンディ候補ボイコットを呼びかけている。これは危険な動きだ」としている。

 政党は各州・準州で一定の独立性を保っているが、過去にACT自由党党員がNSW州のエデン=モナロ選挙区で選挙戦を手伝ったことがあると伝えられている。

 前回選挙でヘンディ(現)候補は2.9%の僅差だったことから、このボイコットが実行されれば、同選挙区が労働党の手に渡る可能性は大きい。また、選挙期間が55日と長期にわたるため、選挙戦術次第で多数の接戦区で選出政党が交替する可能性も大きい。ただし、アボット選挙事務所の広報担当者は、「アボット前首相は、タンブル政権が再選されるよう全面的に支持している」と述べている。
■ソース
Election 2016: Tony Abbott supporters planning Eden-Monaro boycott, Menzies Group email says

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