マイク・ベアードNSW州首相、地方自治体ビッグ・バンを発表

「地元との協議なしに強行」と反感、連邦選挙に影響の声も

 5月12日、マイク・ベアードNSW州首相は、州内地方自治体の大型合併を発表した。合併計画自体は以前から明らかにされていたが、地元との協議なしで一方的な発表との反感の声もあり、また、同日発表の合併では新たに19大型自治体が生まれたが、現在出されている合併問題訴訟の成り行き次第で新たに9大型自治体が生まれるとしており、今年7月の連邦選挙とのからみが取りざたされている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 ベアード州首相は、「過去100年以上の歴史でもっとも総合的な地方自治体改革で、19の新自治体が本日より始まる」と語った。

 移行期間として、新地方自治体にはアドミニストレータと暫定ジェネラル・マネージャが任命されており、2017年9月まで自治体議会選挙が行われない。今回合併にならなかった従来通りの自治体は従来通り今年に選挙が行われる。

 ポール・トゥール自治相は、「新自治体の住民にとっては何の変化もない。また、自治体行政サービスも従来通りに行われる。各新自治体には合併経費として最高1,000万ドルが支給され、新コミュニティ・インフラストラクチャへの投資として最高1,500万ドルが支給される。コミュニティ・インフラストラクチャ投資金の使途については新自治体とコミュニティが決定し、例えば、水泳プール、図書館、スポーツ施設、駐車場拡張、ジュニア・スポーツ・グループへの助成金などが考えられる。合併4年後に見直しを行う」と語っている。

 しかし、ベアード州政府は、接戦選挙区など合併問題で住民の反対が保守連合にとって不利になる自治体については手を着けていないことが指摘されており、今後に問題を残す可能性がある。
■ソース
NSW council amalgamations announced by Premier Mike Baird

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