シドニー・インナーウエストの大型自治体初会議が流会に

住民反対派がアドミニストレータに詰め寄り抗議発言

 マイク・ベアードNSW州政府が多数の地方自治体を合併し、大型自治体を制定した上に、自治体議会を解散し、アドミニストレータ(理事)とジェネラル・マネージャ(総責任者)を任命し、2017年中期まで住民の投票による代表制議会を停止した措置に対しては、住民の間に、「自治体住民との協議抜きに一方的に決め、しかも、自治体議会を停止するのは民主主義制度に対する重大な侵害」との反発が出ている。

 

 5月25日には、シドニー・インナーウエスト新大型自治体の会議が開かれたが抗議の住民が会場を埋め、アドミニストレータの発言を封じた。

 

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 

 アシュフィールド、ライカート、マリックビル旧3自治体を強制合併し、インナーウエスト自治体として初の会議がピーターシャムの旧マリックビル・タウンホールで開かれた。この会議には反対派市民200人が詰めかけて会場を埋めた。反対派は自治体の強制合併に加え、NSW州政府が進めているウエストコネックス新自動車道建設にも反対しており、リチャード・ピアソン・アドミニストレータの発言に対して、「ウエストコネックス阻止」の合唱でこれを封じた。会議の間、州政府の要請でNSW州警察機動隊が成り行きを監視した。

 

 ウエストコネックス・アクション・グループのポーリン・ロッキー広報担当は、「住民は新自治体を認めない。自治体はすべて強制的に廃止され、ベアード子飼いの者がアドミニストレータとして配置された。これは自治体住民の声を封じ、州政府に対する反対者を排除しようとする行為だ。この反民主主義的政策を続ける限り抗議行動を続けていく」と語っている。

 

 また、ダーシー・バーン元ライカート市長も会議に出席し、「インナーウエストは自治体強制合併に対する抵抗を続ける。ベアード州首相は、何の反対もなく我々の民主主義を消し去ることができると考えているならとんでもない思い上がりだ。インナーウエストは彼の独裁政治を押し返す力がある」と語った。

 

 州政府のポール・トゥール自治相は、「反対派の行動は群集心理に他ならない。不快だ。元自治体議会議員らの行動が議員にふさわしい行動か、考えてみろ」と批判している。

■ソース
Inner West Council: Protesters shut down first meeting in Sydney

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