5,500万ドル使って、カンボジア定住難民たった一人に

保守連合の高価なオーストラリアの難民認定者定住協定

 「どんなことがあっても、ボート渡来の難民認定希望者をオーストラリアに定住させない」という保守連合の難民政策で、2014年に保守連合連邦政府はカンボジアと協定を結んだ。この協定は、カンボジアが難民を引き取り、定住させること、それに対して豪政府は5,500万ドルを計上して難民認定者のカンボジア定住政策を進めた。

 5月27日、カンボジアに定住する予定だった難民認定者が自主的にカンボジアを退去し、定住政策で残ったのはミャンマーの少数民族出身者ただひとりになった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 2014年スコット・モリソン移民相(当時)とカンボジアのサル・ケング自治相が協定を取り交わし、2015年6月、ナウルの難民収容センターからプノンペンに移送された5人のうち、イラン人男性2人、イラン人女性1人、ミャンマーの1人がそれぞれ自国に帰っており、カンボジアに残ったのはミャンマーで迫害されているイスラム系ロヒンギャ人1人になった。

 カンボジアは難民認定者を引き取る代償としてオーストラリアから4,000万ドルの海外援助を獲得していた。また、カンボジアに引き取られた難民認定者の定住を助けるため、連邦政府は1,550万ドルを国際移住機関(IOM)に支払っていた。

 6月にはカンボジア政府代表がナウルに飛び、カンボジア定住を決心した難民認定者2人と面接する予定。

 このように莫大を金額を財政から出しながら、わずか1年足らずで5人のうち4人がホームシックなどで自国に帰ってしまい、残されたのは僅か1人という状態で、野党労働党のリチャード・マールズ影の移民相は、「難民カンボジア移住政策は非常に高価な冗談にすぎない」と語っている。
■ソース
First refugees sent to Cambodia under $55m deal have left

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