今回初めて政党支持率で労働党が保守連合上回る

7月2日の投票日まであと1か月、予測のつかない展開に

 6月4日付フェアファクス・メディアはフェアファクス/アイプソス世論調査結果を掲載している。これによれば、マルコム・タンブル現首相がトニー・アボット前首相を追い落として以来初めて、支持率で労働党が保守連合に対してリードしている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 この世論調査では、プレファレンス票集計後には労働党と保守連合の支持率が51対49と僅かながら労働党がリードしている。ただし、「7月2日の投票でどちらが政権を取るか」を回答者に予想してもらう質問では、55%の人が、「保守連合が再選される」と予想しており、また、75%が、「党首の実績ではなく、政策で投票を決める」と答えている。

 これまで、政権党が1期限りで政権を失うということは世界恐慌の1930年代にしか起きなかった、いわば異常なできごとで、保守連合は、「ビル・ショーテンは法人税減税に反対しており、歴代労働党党首の中でももっとも反企業的だ」と選挙戦で繰り返しているが、そんな中で労働党の一次得票率がむしろじわじわと上昇しており、2週間前から2ポイント上昇して36%になっている。対する保守連合は42%で、6ポイントの違いに迫っている。ただし、接戦選挙区の多いQLD州では一次得票率が保守連合48%に対して労働党35%と保守連合が大きくリードしている。

 5月31日から6月2日まで、全国1359人を対象に電話で質問して答えてもらったもので、タンブル支持率が2015年11月以来徐々に下がり続けており、現在、支持率から不支持率を差し引いた純支持率が+3ポイント、対するビル・ショーテン氏の純支持率は-6ポイントになっている。また、「首相適任者」の質問ではタンブル氏が49%、ショーテン氏が31%と大きく引き離している。

 今回の世論調査結果が7月2日の投票でも繰り返されると、49%が保守連合支持となり、前回選挙比較で4.5%の保守連合離れとなり、議席数では23議席を失うことになる。
■ソース
Election 2016: Fairfax Ipsos poll puts Bill Shorten ahead of Malcolm Turnbull for first time

新着記事

新着記事をもっと見る

NICHIGO CHANNEL

新着イベント情報

新着イベントをもっと見る