労働党NBN敷設急がせ200万戸に高速接続実現公約

2016年総選挙で「保守連合の方針を一部変更する」

 保守連合政権と野党労働党は全国ブロードバンド・ネットワーク(NBN)計画をめぐって互いの欠点を指摘して争っている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 6月13日、ビル・ショーテン労働党党首がNBNの方針を発表し、「FTTH(戸口まで光ファイバー接続)アクセスの戸数を倍増する」としている。前労働党政権期に、基本的にFTTHで光ファイバーを全国に敷設し、テルストラ社の光ファイバーがあるところはそれを利用する代わりにテルストラ社の銅線電話回線を全面的に廃止し、テルストラ社の電話もNBNの光ファイバーを利用するという方針を決めていた。しかし、トニー・アボット前保守連合首相期に、FTTHをやめて、街路に設置された分岐までのFTTNにすることや銅線電話回線をそのまま利用することで、「通信速度は遅いが安く速く敷設できる」としていた。ただし、その後工事経費が当初の見積もりをはるかに突破しており、工事も遅れ気味になっている。

 労働党は、新規の方針として、保守連合のペイTVケーブルのハイブリッド・ファイバー・コアキシャル(HFC)利用を維持すること。また、すでに敷設計画に上がっている分についてはFTTNを維持するが、新規計画については以前通りFTTHに戻すことなどの考えを明らかにしている。

 ショーテン党首は、「労働党が政権を取っても、自由党がいつもするように、前政権の実績をすべて破棄してすべて初めからやり直すようなムダはしない。国民はもううんざりしている。工事費についてはFTTNネットワークのメンテナンス・コストが減ることで相殺される」と語っている。

 しかし、前通信相で現首相のマルコム・タンブル氏は、「労働党は公約を実現できるはずがない。これも、経済に関して欠点だらけのショーテノミクスだ。労働党はNBNの経営を誤った。保守連合政権で敷設は予定通りに進んでいる」と語っている。
■ソース
Election 2016: Labor’s NBN policy promises 2 million upgraded connections, embraces ‘Operation Clusterf***’ cable option

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