2016年NSW州新予算案発表、37億ドル財政黒字

学校教室、鉄道新車両などに新予算編成

 6月21日、NSW州政府のグラディス・ベレジクリアン財相は、2016年新予算案を州議会に提出した。

 目新しい内容として、新規学校創立と新教室建設に10億ドルの追加予算、また、近郊電車新列車編成に10億ドルを計上している。また、2016年7月1日から始まる2017年度には37億ドルの財政黒字を予想している。

 ベレジクリアン財相は、「当政府は国内でももっとも強力な財政状態にある。その結果、記録的な予算額をインフラストラクチャに注ぎ込むことができる。つまり、学校、病院など人々の生活に欠かせない施設だ」と語っている。

 この予算で、州の学校は、教育予算が記録的な137億ドルに達し、追加の10億ドルは今後4年間に分散して支出される。また、1,100教室が新設される。

 ベレジクリアン財相は、「学校建設予算はもっとも必要とするところに配布する。教育に投資することは現在だけでなく、未来のためにも大切だということをよく知っている。また、公立学校のメンテナンスも予算待ちを少しでも解消するため、これまでの1億6,000万ドルを3億3,000万ドルに倍増する」と語っている。

 また、新編成近郊電車はデザインはまだ決まっていないが、近郊からの通勤客の増加をまかなうため、10億ドルの予算で新列車編成を増やすとしている。その結果、ウエストコネックス、ノースコネックス新設、プリンセス・ハイウェイ、パシフィック・ハイウェイの改良工事など道路運輸計画には総額169億ドルが計上されている。

 グレート・ウエスタン・ハイウェイとウエスタン・ディストリビュータ、M5などを地下道で結ぶウエストコネックスは立ち退きを迫られたり、新道路で周辺地域と切り離される住宅、排気ガスによる大気汚染を懸念する人々の反対運動が続いており、インナーウエストのアシュフィールドでは、取り壊し予定の民家の前に30人ほどの反対派住民が集まった。取り壊される予定の民家の庭にイスとテーブルを出して座り込んだ女性4人が不法侵入のかどで逮捕された。
■ソース
NSW budget 2016: New classrooms and rail carriages; $3.7b surplus predicted

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