エディ・マクガイアの放言問題騒ぎ、依然おさまる気配なし

「女性貶める発言は現代社会には許されない」と首相

 AFLのエディ・マクガイア・コリングウッド会長が、氷のプールに飛び込むチャリティ・イベントで、フェアファクス・メディアのジャーナリスト、キャロリン・ウィルソン氏を溺れさせたいという主旨の冗談を口にして参加者らと一緒に笑ったことが各界に波及している。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 AFL、コリングウッド・クラブなどはマクガイア氏の謝罪を受け入れ、処罰しないという決定を出している。しかし、言われたキャロリン・ウィルソン氏は、「女性に対する暴力を肯定する発言であり、冗談として受け取れない。謝罪は受け入れられない。マクガイア氏は過去の放言暴言の失敗の体験から何も学んでいない」として、追及の手を緩めていない。

 マクガイア会長がウィルソン氏を「溺れさせたい」発言したのは、ウィルソン氏が、「マクガイア氏は会長を辞任すべきか」として、マクガイア氏に批判的な記事を書いたことを恨んでの発言で、イベントの現場にいたフットボール関係者も一緒になって笑っている。

 コリングウッドのライバル、リッチモンド・タイガースは、フォワードのジャック・リーウォルド選手が、「当クラブは、スポーツ界の女性の権利を擁護する真のリーダーを務める。冗談を放送したトリプルMラジオ局をボイコットする」と語っている。

 一方、6月21日は、ダーウィンを訪れていたマルコム・タンブル連邦首相が、「以前にも言ったが、繰り返す価値があると思う。女性を卑しめることが必ずしも女性に対する暴力になるわけではない。しかし、女性に対する暴力は女性を卑しめるところから始まる。女性を卑しめる発言はもはや大目に見られることはない。特に公的な立場にいる人間の発言となればなおさらだ」と語った。

 6月20日、ジュリー・ビショップ外相は、マクガイア発言論議を重要な問題から注意を逸らすものであり、もっとふてぶてしくなれと否定し、マクガイア発言を単にバカバカしいとっさの冗談と片付けており、タンブル首相発言はビショップ発言と大きく違っている。また、ビル・ショーテン労働党党首は、21日にマクガイア氏のラジオ番組に出演する予定だったが、これをキャンセルし、タニア・プリバセク副党首は、マクガイア発言を、「マクガイア氏の中世的な女性観の発言」と形容している。
■ソース
Malcolm Turnbull takes down Eddie McGuire: ‘There is no place for disrespecting women’

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