2016年総選挙:有権者、タンブル保守連合に批判票

注目された激戦選挙区の開票結果

 投票日前の予想では、保守連合80議席超、労働党60議席未満との見方もあった。しかし、有権者が予想外に保守連合連邦政権批判票を投じており、労働党が健闘、諸派無所属にも票が流れている。そのため、まだ6議席の行方が決まっていない段階ですでに保守派内部からタンブル首相の責任を追及する声も出てきている。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 まず、TAS州の自由党議員が押さえていた3議席、バス、ブラッドン、ライオンズがすべて労働党に移る見込みになっている。

 ニュー・イングランド選挙区は、国民党党首で保守連合政権副首相を務めるバーナビー・ジョイスの地盤だが、2013年総選挙を前に世界を引退し、今回選挙で、「現国民党は農村部の利害を代表していない」として再出馬に乗り出したトニー・ウィンザーとの一騎打ちになったが7月2日24時を前にジョイス現副首相が一次票を過半数獲得して当選が確定した。

 SA州のメイヨー選挙区では、ニック・ゼノフォンが建党したニック・ゼノフォン・チームから立候補したレベッカ・シャーキーが前保守連合閣外大臣だったジェミー・ブリッグズを破った。

 シドニー首都圏南部のバートン選挙区では、NSW州議会労働党副党首を務めていたリンダ・バーニーが連邦選挙に転身し、今回連邦選挙に初候補で当選した。

 連邦選挙では毎回この選挙区の議席を取った政党が政権を握るとされてきたNSW州南部のエデンーモナロ選挙区は労働党のマイク・ケリーが当選した。また、シドニー首都圏西部リンゼー選挙区も労働党のエマ・フサールが当選、トニー・アボット前首相が、「セクシー」と評したフィオーナ・スコットは、アボット・タンブル首相交代劇のあおりを受けて落選した。

 VIC州北部農業地帯をかけるインダィ選挙区でも、かつて自由党で華々しかったソフィー・ミラベラは、2013年にキャシー・ガワン無所属議員に敗れた後、アボット政権に職を与えられたが、「インダィ選挙区は自分を落としたから病院予算を失った」と発言したことが地元有権者に不快感を与えており、今回の選挙でも落選している。
■ソース
Election 2016: Swing against Malcolm Turnbull’s Coalition leaves election on a knife-edge

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