2016年連邦総選挙:保守連合の政権維持ほぼ確定

無所属諸派が支持表明ながら、単独政権の可能性も

 7月8日夜、未定議席を5議席残すのみとなり、一部選挙区では票差が100票に満たないところもある中で、マルコム・タンブル連邦首相が単独過半数を獲得する可能性が大きくなっている。また、単独過半数に満たない場合でも無所属諸派議員が保守連合少数派内閣支持を表明しており、タンブル氏が政権を維持することは確実となった。

 ABC放送(電子版)が伝えた。

 ABC放送の集計では、保守連合73議席、労働党66議席、未定は5議席となっている。また、単独多数派内閣は76議席が最低ラインで、QLD州北部の選挙区のベテラン、ボブ・カッター議員が条件付き保守連合支持を表明していたのに続き、TAS州のアンドリュー・ウィルキー議員、VIC州北東部のキャシー・マクガワン議員が保守連合政権を支持すると約束したため、最低でも保守連合少数派内閣成立が可能になった。

 マクガワン議員は、「時の政権と協力し、自分の選挙区と国のために必要な政策を達成するために努力するつもりだ」と語っている。また、カッター議員は、「いつでも支持を取り消す権利を留保する。特に保守連合政権が労組叩きをするなら支持しない」などの条件をつけた保守連合政権支持を明確にしている。

 ABCの選挙アナリスト、アントニー・グリーン氏は、「保守連合はフォード選挙区で票を伸ばしているが、カプリコーニア、ハーバート、フリン選挙区が要注意だ」と分析している。

 ビル・ショーテン労働党党首も、保守連合の政権維持がほぼ確定したことを認めているが、「権威失墜の首相、方向性を見失った政府、内戦状態の自由党など、1年以内に再び選挙になる可能性もある」と語った。

 また、7月8日の労働党議員会議で党首に名乗りを挙げたのはショーテン現党首だけで、今後3年間続投すると見られる。
■ソース
Election 2016: Coalition to form government as more crossbenchers pledge support

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