自由党最右翼議員、タンブル自由党から分裂の意図発表

著名右派政治家に接触か、同調者などは依然未知数

 マルコム・タンブル連邦保守連合は単独政権樹立に必要な76議席を獲得すると見込まれているが、意外な苦戦に自由党内の右翼議員からタンブル批判が挙がっている。一方、タンブル保守連合の苦戦は、2015年9月以降のタンブル政権が党内結束をおもんばかる余り、それまでの持論を引っ込め、右派議員に迎合する政策を進めてきたことが災いしたとの分析も出ている。

 シドニー・モーニング・ヘラルド紙(電子版)が伝えた。

 SA州選出の自由党最右派のコリー・バーナーディ上院議員は、「自由党は保守地盤に背を向けた報いを受けた。タンブルの責任は重い」と発言している。

 バーナーディ議員はタンブル党首の自由党から分裂し、新しく保守政党の党首になることを真剣に語っており、自由党内右翼票を自由党から引き揚げることを想定しており、7月6日には自分のウエブサイトで、「今回の選挙は悲惨だった。国内保守勢力は党派を超えて団結しなければならない。関心があれば保守ウエブサイトに登録してもらいたい」と呼びかけている。

 しかし、2GBのラジオ・インタビューでは、「新党建党は本意ではない。保守勢力運動を協力にしたいだけだ」と語るなど、意図が不明だとされている。さらには、保守派グループの中で、バーナーディ上院議員が自由党から脱党するという噂が流れているが、「自由党内で分裂の噂を意図的に広めることで自分の発言力を高めることが狙いではないか」と考える人も多いと伝えられている。

 また、国内では各州とも右翼弱小政党が票を伸ばしており、NSW州では上院投票の14%、QLD州では18%、バーナーディ議員のSA州では9%程度を獲得している。
■ソース
Australian federal election 2016: Cory Bernardi ‘in talks’ to break away from Malcolm Turnbull’s Liberal Party

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